丸 晋太朗氏/仁楡会札幌病院 理事長
透析医療をトータルにサポート
災害に備え、万全な透析供給体制
丸 晋太朗氏
医療法人仁楡会 仁楡会札幌病院 理事長
仁楡会札幌病院は、泌尿器科全般の治療に加え、透析医療にも力を注いでいる。
透析では、「専門性を活かしたチーム医療」、「充実した設備」、「提携病院との連携」を3本柱に、「安心して治療を受けられる環境づくりに努めています」と丸理事長。
医師、看護師、臨床工学技士が常駐し、専門性を活かしたチーム医療を実践。透析が導入される前は、腎臓内科の専門医が保存期腎不全の患者を診療。その後は透析維持期、長期入院透析まで患者のステージに合わせたトータルケアを実践している。
また震災などの緊急時でも透析が行える透析液供給装置2台と自家発電を揃え、バックアップシステムも構築。
下肢閉塞性動脈硬化症の予防や早期発見にも努め、提携先の時計台記念病院での外科的治療が可能だ。そのほか「夜間透析」(月・水・金)も実施している。
〈まる しんたろう〉1977年11月2日生まれ、巳年。札幌市出身、46歳。獨協医科大学医学部卒。北海道大学大学院医学研究科修。帯広厚生病院、市立札幌病院などを経て、2016年4月に医療法人仁楡会の理事長に就任。日本泌尿器科学会専門医・指導医。日本泌尿器腹腔鏡技術認定医。医学博士。