宮口 宏夫氏/北海道新聞社 社長

宮口 宏夫氏

宮口 宏夫氏

㈱北海道新聞社 社長

 第2の創業元年と位置付けスタートを切った2023年。年明け早々に「北海道新聞デジタル」を創刊し、間もなく課金サービスを開始。デジタル専用のコンテンツを充実させるなど新たな価値を提供し、40代以下の若い層の読者を獲得した。「デジタルには新たなお客様を開拓できる素地がある」と手応えを感じている。
 24年も多彩なイベントが目白押しだ。1月に「モーターショー」から名称を変え4年ぶりに開催する「札幌モビリティショー」を皮切りに、7月からは国宝「鳥獣人物戯画」を道内初公開する「京都 高山寺展」、8月には「北海道マラソン」を控える。
 札幌の街づくりが始まった「創成イースト地区」に建設中の新社屋は8月に完成し、11月の創立記念日は新社屋で迎える予定。「第2の創業の新たな拠点で、新しい会社づくり、お客様との向き合い方を追求したい」と飛躍を誓う。

〈みやぐち ひろお〉1958年生まれ、戌年。旭川市出身、65歳。北海道大学法学部卒。81年北海道新聞社入社。本社編集局次長、編集局長、経営企画局長などを経て、2018年常務取締役、21年6月代表取締役社長に就任。