本見 研介氏/エムリンクホールディングス 社長
閉鎖施設を蘇らせ多世代交流の拠点に
業界再編で「広域連合のカンパニーを」
本見 研介氏
㈱エムリンクホールディングス 社長
「在宅を中心として全ての方々が自分らしく生活することを支える」を理念に、北見市をはじめオホーツク管内や道央圏で「夢ふうせん」ブランドの小規模多機能型の施設運営で実績を重ねてきた。
23年も精力的に活動した。4月に厚真町からの受託で既存の高齢者生活福祉センターを共生型拠点に転換して運営を開始。自治体からのオファーが多いのは「確かな信頼」が寄せられているからこそだ。
6月には、北見中心部の閉鎖した施設を「北見クラス ルアーナ」として蘇らせ、地域の多世代交流が図られている。札幌では22年から始めた新形態の在宅サービスを行うプラチナシニアサロン「アリアーヌ宮の森」の運営が軌道に乗り、さらに磨きをかける。
介護業界を取り巻く環境の変化に対し、「常に革新し続ける」と語り、近い将来、「北海道広域連合の福祉カンパニーが必要になる」と力説する。
〈もとみ けんすけ〉1962年5月15日生まれ、寅年。札幌市出身、61歳。札幌西高、東京福祉大心理学部卒。社会福祉士、認定心理士、保育士。法人後見センター、温泉宿泊施設なども運営。現在、厚生労働省医政局の在宅医療・介護連携ワーキンググループの構成員として新たな在宅での医療介護のあり方について検討中。