野口 和秀氏/野口観光 社長

野口 和秀氏

野口 和秀氏

野口観光㈱ 社長

 24年は創業60周年の節目の年。二人三脚で経営にあたってきた野口秀夫会長が22年12月に逝去。
「不安を抱える中、他の役員の奮闘努力で乗り越えられた」と23年を振り返る。
 24年3月期決算では、コロナ禍前の19年度と比べ、売上高90%、経常利益80%を見込み、堅調に推移。
 同社のホテルは①リーズナブル②ハイグレード③アッパーミドルの3路線で展開。今後は売り上げを牽引してきたリーズナブル路線に新たな価値を創出し、いかにコストパフォーマンスにコンセプトの具現化を付加できるかが課題だという。
 24年は洞爺「湖畔亭」を改装。またリーズナブルから他の路線へのグレードアップを視野にホテルの順次改装を行う方針だ。
「辰年の24年は、鼎の軽重が問われる年。昇り龍のように飛躍の年にしたい」

〈のぐち としひで〉1977年11月27日生まれ、巳年。登別市出身、46歳。産能大学経営情報学部卒。2001年野口観光㈱に入社。10年系列の野口観光マネジメントの常務、17年野口観光㈱の副社長を経て、22年6月社長に就任。