ペンで書く墓碑銘  90~2000年代(1)

ペンで書く墓碑銘  90~2000年代(1)
ペンで書く墓碑銘  90~2000年代(1)

■著者 月刊クォリティ編集部編
■定価 500円(税込)
■発行 2009年10月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-230-9

北の大地に確かな足跡を残した先人たちへ贈る追悼記。十人十色の人生ドラマ──

北海道の歴史に名を刻んだ名士や、ニュースの“主役”となった市井の人たちの軌跡を、遺族、関係者らへの取材を通して振り返る。波瀾万丈、毀誉褒貶──登場する人物の数だけドラマチックな物語があった。「月刊クォリティ」誌で76年から続く名物連載を、時代別に収録していく。

※本書は、月刊クォリティ1990年3月号~1993年2月号に掲載されたものを文庫化したものです。

【目次】

宮北三七郎 農業界に大きな足跡「政農」の異名も/妻木 繁雄 「農協ひとすじ」で40年間“組合”長を務めた男の人生行路/高倉新一郎 アイヌ研究、生協運動に87年の生涯を捧げ/角  五郎 “義侠心”持ったスマートな紳士現代の社会部記者の原型/松浦  一 「北大イールズ事件」と植物遺伝子学の先駆/渡部 雄三 『ヤッホーの雄さん』と親われた“粋”な男/塚田 庄平 社会党の知事候補は東大卒の労働闘士/東條 猛猪 “土佐っぽ”精神を貫いた元大蔵官僚/林  英夫 ホテル一筋に生きた男の“足跡”を辿る/吉本 晴子 「葬儀委員長」いない死亡広告テニスが「人生を決めた」/金川 幸三 「戦後の混乱期が人生の転機」「札幌の奥座敷」に新境地開く/田上 義也 ヴァイオリン片手の“放浪”の旅の末に/柴崎 重行 “北海道の木彫り熊”の祖と謳われた男の日常/吉田 一郎 軍隊生活七年魚屋から議長への道/加藤 元道 “生涯企業戦士”の世代が味わった労苦/伊藤 徳治 そば打ち一筋92年竹老園東家三代目の静かな死/佐野 法幸 僧侶の道を自ら断ち“粋人”で通した73年/堀川 一美 「ホクレン政治部長」の“光と影”の部分/清水 英朗 民営化に辣腕振るったJR北海道専務の一生/宇野 眞平 “政治家”の家系に終止符打った“美学”とは/あとがき

ペンで書く墓碑銘  70~80年代(1)
ペンで書く墓碑銘  70~80年代(1)