渡邊 吾一氏/札幌スパインクリニック 理事長
脊椎・肩関節を柱に新体制
2025年頃、近隣に新病院開業
渡邊 吾一氏
西さっぽろ病院 理事長
札幌スパインクリニック 理事長
整形外科の西さっぽろ病院(56床)が、23年1月に札幌スパインクリニックと業務提携、8月に同クリニックの渡邊吾一院長が理事長に就任した。
渡邊医師は低侵襲の「MIST」によるくび・腰の脊椎手術を数多く手がけ、西さっぽろ病院では手術室を拡張して脊椎手術を開始。10月には「脊椎の専門外来」も開設した。
そのほか前理事長の岡村健司医師(現羊ヶ丘病院理事長)が「肩関節の専門外来」を実施。岡村医師は肩関節の内視鏡手術の権威で、24年1月からは肩関節の手術も実施する。
さらに25年頃、近隣に新築移転する予定。新病院では、全国から若手の整形外科医を集め、教育施設にする計画だ。
「〝リバース(再生)〟をスローガンに、病院の再構築を進めている。札幌スパインクリニックで培った医療システムを生かし、脊椎と肩関節を柱にした治療でこれらの疾患に悩む患者さんの力になりたい」
〈わたなべ ごいち〉1972年1月20日生まれ、子年。旭川市出身、51歳。札幌医科大学卒。札幌スパインクリニックを2016年に開業。23年8月に西さっぽろ病院理事長に就任。日本整形外科学会認定専門医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医。