吉田 勝彦氏/日糧製パン 社長

〝自由闊達な組織風土〟再構築で
「より高品質、本格的な商品を道民に」
吉田 勝彦氏
日糧製パン㈱ 社長
「新たな方向性を見出す必要があった」と、〝自由闊達な組織風土〟の再構築に舵を切った2024年。
新商品の開発、構想などを全ての社員が自由に発信できる〝参加意識の高い組織〟を創り上げたことで、商品の価値が向上。原材料・エネルギー・物流など、増え続けるコストを跳ね除け、躍進した。
商品展開では『イギリス ラブラブサンド』と、〝北海道のあふれる〟『シュークリーム&エクレア』が極めて好調に推移。「厳しい市場にも挑戦しなければならない」と、過去に苦戦を強いられた洋菓子部門にかける想いが〝高品質・低価格〟を実現。市場に高く評価された格好だ。
SDGsに適したパッケージの採用など、時代のニーズにも対応する一方、25年はさらなる品質向上を図るべく、ハード面の強化を実施する構え。「より高品質で、本格的な商品を道民にお届けしたい」
〈よしだ かつひこ〉1951年12月2日生まれ、卯年。札幌市出身、73歳。北海道大学農学部卒。76年日糧製パン㈱入社。取締役北海道本部製造部長、専務執行役員などを経て、2007年6月社長就任。現在に至る。