関 崇博氏/中道リース 社長

関 崇博氏

関 崇博氏

中道リース㈱ 社長

 主力である輸送トラックの好調に加え、インバウント需要を取り込んだ観光バス事業部の復調で、中期経営計画の2年目となる24年は第4クォーターを残し過去最高の経常利益を計上。株主配当が創業以来最高額となった23年の勢いが継続している。
「投資を抑えつつ、案件を見極める『健全経営』『堅実経営』の成果」と好調の要因を分析する一方、25年は「関東エリアのマーケットは無視できない」として、東京支社の人員補填・強化を図る構え。関東でのシェア拡大に本腰だ。
 各地で実施する〝植樹〟など、かねてから社会貢献活動にも積極的だが、「より本格的な活動を展開する必要がある」として、新たな部署の立ち上げも計画。社会、地域に寄り添うスタンスはブレない。
「収益を維持し、投資の機を計りながら、次の経営計画の土台を完成させる」今期掲げる『質の向上』の総仕上げに全力を尽くす。

〈せき たかひろ〉1975年生まれ、卯年。北海学園大学経済学部卒。2007年中道機械入社。09年中道リース入社。18年取締役総務部長。常務取締役、専務取締役を経て、22年3月から現職。