丸 晋太朗氏/仁楡会病院 理事長

開業1年が経ち、患者数が急増
22年10月「XCAVATOR」導入
丸 晋太朗氏
医療法人仁楡会 仁楡会札幌病院 理事長
札幌市豊平区中の島に新病院が21年8月に開業。開業1年が経ち、患者数が増加し、手術件数も大幅に増えた。
前立腺肥大症の「接触式レーザー前立腺蒸散術(CVP)」の内視鏡手術で、新規のファイバーである「XCAVATOR」(エクスカベーター)を22年10月、導入した。CVPは、脳疾患や心疾患などで抗血栓薬を内服している患者でも薬を中止することなく手術を行える画期的な治療法だが、従来は前立腺の大きさが100cc以上の患者には適用にならず、従来の核出術を行うしか手立てがなかった。
「この新型ファイバーを導入したことで、いままで適用にならなかった患者さんでもCVPを行えるようになった。核出術と比べてCVPは出血が少なく、手術時間も短い。高齢の患者さんでも手術を受けられます」と丸晋太朗理事長。
〈まる しんたろう〉
1977年11月2日生まれ、巳年。札幌市出身、45歳。獨協医科大学医学部卒。北海道大学大学院医学研究科修。帯広厚生病院、市立札幌病院などを経て、2016年4月に医療法人仁楡会の理事長に就任。日本泌尿器科学会専門医・指導医。日本泌尿器腹腔鏡技術認定医。医学博士。