宮口 宏夫氏/北海道新聞社 社長

宮口 宏夫氏

宮口 宏夫氏

㈱北海道新聞社 社長

 札幌のまちづくりの起点となった創成イースト地区に「新たなものを創造する拠点」として位置付ける新社屋が遂に完成した。
 固定席がない〝フリーアドレス〟の導入など、社員のワークスタイル改革を実施する一方、1階フロアにはイベントや講演会などに利用できる『DO‐BOX EAST』を設置。最新設備で各種情報を発信するほか、市民の交流の場としての役割も担う。
 勢いに乗る『北海道新聞デジタル』は24年も購読者が増加。内容の充実が背景にあるが「改善点はある。満足してはいない」と、一層のコンテンツ強化を図る構えだ。
 北海道マラソンなどイベント開催にも尽力する。24年は花火大会『道新・秋華火』と、「本道の産業構造のベース〝食と観光〟に光を当てる」として『北海道フードフィルムフェスティバル』を初開催。
「北海道のポテンシャルをリアルに発信する」と25年は〝第二の創業〟を軌道に乗せる。

〈みやぐち ひろお〉1958年生まれ、戌年。旭川市出身、66歳。北海道大学法学部卒。81年北海道新聞社入社。本社編集局次長、編集局長、経営企画局長などを経て、2018年常務取締役、21年6月代表取締役社長に就任。