七十路の閑中日記(3)
■著者 井口民樹
■定価 500円(税込)
■発行 2012年10月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978‐4‐88642‐265‐1
心臓発作に倒れ、苦悶の闘病生活。そして「3.11」―「閑中忙あり」、悲喜こもごもの〝朗境〟日記。
七十代になっても、悠悠閑閑(ゆうゆうかんかん)の時はなかなかやってこない。慌ただしい週刊誌ライターからは卒業したつもりでいても、「忙中閑有り」ならぬ「閑中忙有り」の日々にあって、達観とは程遠い小さな一喜一憂に、いつまでも追われそうである。(著者のことば)
※本書は、2010年2月号~2011年5月号に掲載されたものを再構成して文庫化したものです。
【目次】
宗薫さんと間宮さん/今年の禁煙は長引きそうだ/「おとうと」と「きぼうのいえ」/わが心臓にメスが入った日/睡眠時の無呼吸が一晩四十七回も/ダービーの後は今年も「反省会」/菅政権、スタートは「新鮮組」だが/告げられた「副作用」にドキリ!/五十年来の飲み友だちが逝く/小沢待望論にモノ申す/国立演芸場で馬生を聞く/白鵬と双葉山と私/年の瀬に「私の心臓」と掛けて/今年は「小吉」で始まる/「蓄尿壷こ」と過ごす/わが家の3・11
【著者プロフィール】
井口民樹井口民樹(いぐち・たみき)
ノンフィクション作家。1934年12月大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。産経新聞社を退社し、フリーライターとして活躍。著書に「愚徹のひと丸山千里」ほか。現在、週刊新潮「黒い報告書」執筆中。日本文芸家協会会員。千葉県浦安市在住。