十字路 女の視角(4)
■著者 藪禎子
■定価 500円(税込)
■発行 2009年9月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-220-0
北を愛した国文学研究者が透徹した視点で世事をみつめた珠玉のエッセイ
傲岸不遜な政治家たちを一刀両断し、イラク戦争 の愚を唾棄し、札幌高女時代の忘れがたい授業の思い出を回想し──「月刊クオリティ」誌において全74回にわたって連載された好評エッセイをまとめた完結版。
※本書は、月刊クォリティ2002年2月号~2003年7月号に掲載されたものを文庫化したものです。
【目次】
時流雑感/三月──巣立ちの時/マキコ人気に異議あり/先人の声/媚びない人/コピー文化/歩きたばこ禁止条例/背番号はいらない/お札の顔/街頭雑感/リクエスト休暇/「世論」というもの/おとなしい日本人/教育──わが体験記/レインシューズが欲しい/憂鬱な日々/戦い済んで/さよならの弁/解説(渡邊 澄子)/解説(藪 淳一)
【著者プロフィール】
藪禎子藪禎子(やぶ・ていこ)
1930年芦別生まれ。藤女子短大を経て東北大学文学部国文学科卒業。北大大学院文学研究科修了。日本近代文学専聴。藤女子大学講師、助教捜、教捜を経て、96年退職。著書に『小説の中の女たち』『透谷・藤村・一葉』など08年10月没。