落日の戦後体制 ─新しい時代の突破口をひらく─(下)
■著者 田中秀征
■定価 500円(税込)
■発行 2010年2月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-251-4
細川首相特別補佐だった筆者、30歳当時の著作を復刻。
本書は昭和47年に出版され、事実上私の行動の出発点を画する“行動宣言”ともなった。……本書が今もって少なからず妥当性を持つとしたら、それは本書のテーマである“主体性の転換”が未だに実現していないからだろう。─著者「文庫版あとがき」より─
※本書は、1972(昭和47)年に㈱太陽から出版した同名の単行本を文庫化したものです。
【目次】
新人論理/新人の思想性とは
議会の命運/戦後日本の議会の構造的陳腐化を解明
田中角栄の意味/その登場の効用と限界
自然の没落/自然の復活は人びとの心の中にある
老人と青年/老人の問題は老人と青年との関係にある
希 望/新しい世代の役割を提示
解 説/田中秀征の思想──五明紀春
あとがき
「文庫版」のためのあとがき
【著者プロフィール】
田中秀征田中秀征(たなか・しゅうせい)
1940年長野生まれ。東大文学部、北大法学部卒。83年衆院選で初当選。93年武村正義氏らと新党さきがけを結成、代表代行就任。細川内閣で首相特別補佐、橋本内閣で経企庁長官を歴任。福山大学教授、学習院大学特別客員教授、北大公共政策大学院客員教授を経て現在福山大学客員教授。