七十路の閑中日記(1)
■著者 井口民樹
■定価 500円(税込)
■発行 2010年3月
■判型 文庫判
■ISBN ISBN978-4-88642-255-2
「七十路(なそじ)」作家が一喜一憂しつつ拓く“朗境”を綴った「忙中閑有り」ならぬ「閑中忙有り」記
七十代になっても、悠悠閑閑(ゆうゆうかんかん)の時はなかなかやってこない。慌ただしい週刊誌ライターからは卒業したつもりでいても、「忙中閑有り」ならぬ「閑中忙有り」の日々にあって、達観とは程遠い小さな一喜一憂に、いつまでも追われそうである。(著者のことば)
※本書は、2008年2月号~2009年1月号に掲載されたものを再構成して文庫化したものです。
【目次】
刺し身で歯を折る/外猫を部屋で看取る/遠州での「一期一会」/オレオレ詐欺を疑ってみた/マイカーと訣別する/駒場から歩いて「過去」に至る/受賞の友に品位を見た/墓参りで振り返ったこと/「自死思想」に反発する/朝採りトウキビを「縦に」持ち帰る/無知からきたパソコン・パニック/ウォッカの名レース、オバマの名演説
【著者プロフィール】
井口民樹(いぐち・たみき)
ノンフィクション作家。1934年12月大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。産経新聞社を退社し、フリーライターとして活躍。著書に「愚徹のひと丸山千里」ほか。現在、週刊新潮「黒い報告書」執筆中。日本文芸家協会会員。千葉県浦安市在住。