本誌は1973(昭和48)年から「北海道文学賞」を主催してきました。その間に第7回受賞・熊谷政江(藤堂志津子)さんが後に道新文学賞、直木賞を受賞、また第20回受賞・永井するみさんが新潮ミステリー倶楽部賞を受賞するなど、北海道の文学界の底上げにも貢献してきたと自負しています。
しかし近年、「小説ばかりではなく、俳句、短歌、エッセイなど領域をひろげてほしい」という声が増え、2013年募集の「第38回北海道文学賞」を最後に「文学賞」は終了し、2014年からは「北海道ノンフィクション賞」を併合し、「北海道文芸賞」を創設することといたしました。
本賞は前身である「北海道文学賞」から数えて43年を迎えましたが、インターネット、特にSNSの普及で、個人の作品発表の場が数多くあることなどを鑑み、本賞の役割を終えたと判断、2018年度の募集をもって、作品募集を終えることといたしました。
これまでご応募いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。
北海道文学賞のあゆみ
※北海道文学賞は、本誌が創刊10周年を迎えたのを記念し、昭和48年に設定されました。■第1回発表(昭和49年8月号)落合 慧『闇の中』■第2回発表(昭和51年5月号)〈奨...
続きを読む北海道ノンフィクション賞のあゆみ
※北海道ノンフィクション賞は、昭和54年、本道の〝生きた市井文化〟発掘の一助に資することを目的に設定されました。■第1回発表(昭和55年1月号)〈大賞〉合田 一道『定山坊...
続きを読む北海道文芸賞のあゆみ
※北海道文芸賞は、2013年募集の「第38回北海道文学賞」を最後に「文学賞」は終了し、2014年からは「北海道ノンフィクション賞」を併合し、「北海道文芸賞」を創設いたしました。...
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