関 崇博氏/中道リース 社長
〝筋肉質な組織構築〟で好調継続
「ソフト一新で一層の強化図る」
関 崇博氏
中道リース㈱ 社長
2025年までの3ヵ年で設定される中期経営計画のスタートとなった23年。今般の資材価格高騰によって「動きにくい部分は確かにあった」とはいうものの、年初からの「投資を抑え、筋肉質な組織構築」というスタンスが功を奏し、順調に推移。コロナ禍で多大な影響を受けた観光分野の復調も、好調推移の一要因となった。
24年は今も尾を引く半導体不足により、車輌を扱う部門での苦戦を警戒しながらも、かねてから〝新車と中古車のバランス〟を重視する同社の強みで「成長が止まるほどの要因にはなりえない」と分析し、見通せない金利については「落ち着くまでは静観する必要がある」と冷静。
さらに、「基本的な理念は変えるつもりはない」と前置きした上で、「ソフト面の環境を一新していく」と、一層筋肉質な組織に強化させていく構えだ。
〈せき たかひろ〉1975年生まれ、卯年。北海学園大学経済学部卒。2007年中道機械入社。09年中道リース入社。18年取締役総務部長。常務取締役、専務取締役を経て、22年3月から現職。