吉田 勝彦氏/日糧製パン 社長

吉田 勝彦氏

日糧製パン㈱ 社長

 続く原材料や人件費、物流コストの高騰などを背景に、「品質と価格の両立が極めて難しい一年だった」と2025年を総括する一方、物価上昇で消費者の節約志向が強まる中でも増収を確保、着実に成長軌道を走った。
 主力ブランドである『絹艶』は発売20周年を迎え、消費者からの要望に応える形で、新たにスライスしていない『1本角』を発売。『絹艶』ブランド全体の好調を後押しし、増収の大きな原動力となった。
「ここ数年で最大規模の投資」と、食の安心安全のみならず職場環境の改善という観点から、踏み込んだ設備更新を展開。「最新機器ではない」と控えめだが、人手不足を見据えた作業効率向上を着実に実施するなど、現場重視のスタイルは健在だ。
「26年は今までにない勝負の一年」と位置づけ、「市場環境が激しく変化する現代だからこそ、これまで磨いてきた〝選択と集中〟を最大限発揮し、北海道の食卓を支える」と前を向く。

〈よしだ かつひこ〉1951年12月2日生まれ、卯年。札幌市出身、74歳。北海道大学農学部卒。76年日糧製パン㈱入社。取締役北海道本部製造部長、専務執行役員などを経て、2007年6月社長就任。現在に至る。