吉田 勝彦氏/日糧製パン 社長
『絹艶』販売累計1億斤達成で80周年に花
企業一丸で〝北海道のために〟貫く
吉田 勝彦氏
日糧製パン㈱ 社長
終わりの見えない原材料、エネルギー価格高騰の中、業務効率化や多極化する消費者ニーズを的確に捉えたことで好調を維持。「一定の利益を確保できた」と創業80周年となる2023年を振り返る。
各種キャンペーンの実施や定着したイベントのブラッシュアップなど、大きな節目の1年も変わらない“消費者目線の事業”を展開し、3月には商品の中核『絹艶』が販売累計1億斤を達成。80周年の節目に花を添えた。
24年は「大規模な投資は控え、安心安全をさらに高める改革を実践していく」とする一方、「我々が取り組んでいることを一層強く、広くPRする必要がある」という分析から“発信力強化”に舵を切る構え。
「今一度原点に立ち返り、全社員がアグレッシブに経営に関われる組織を再構築していく」と、企業一丸で“北海道のために”を貫く方針だ。
〈よしだ かつひこ〉1951年12月2日生まれ、卯年。札幌市出身、72歳。北海道大学農学部卒。76年日糧製パン㈱入社。取締役北海道本部製造部長、専務執行役員などを経て、2007年6月社長就任。現在に至る。