McGinty Neilさん(スコットランド出身)
(2021年12月号掲載)
奥様とのドライブで”北海道をもっと知りたい”
取材に向かった本誌記者への第一声が「お寒い中わざわざ足を運んでいただきありがとうございます。大変光栄です」だった。
謙虚で温かい人柄が、振る舞いや言葉の端々から感じられた。
藤女子中学校・高等学校で英語科主任を務めるマギンティ・ニールさんは、スコットランド出身で在日歴はなんと25年。日本での生活が完全に板についた〝ベテラン〟だ。
母国語の英語をはじめ、中・高校時代に学んだラテン語、フランス語、イタリア語のほか〝たしなむ程度〟というポルトガル語やハングルを含めると、操る言葉は6を数え、「今はアラビア語を勉強中なんです」というから唖然とするほかない。「周囲からは〝変わり者〟扱いされます」と笑う。
尊敬する人物は、元ラグビー日本代表の福岡堅樹選手なのだそう。「プレースタイルはもとより、今は医学部に在籍している。〝文武両道〟の体現が素晴らしい」
もっともニールさんも中・高校時代はラグビーに明け暮れていたようで、前回ワールドカップは「本当に熱くなった」と興奮気味。日本対スコットランドの一戦について聞くと、「スコットランドが先制したとき、悔しい感情が先行した」といい、隣で観戦していた奥様の『本当に日本を応援していたんだ~』に対しては「そうりゃそうだ!」とツッコんだとか。
休日はそんな奥様と近所を散歩するのがお決まりだが、「厚田と積丹の海岸線は最高」という通りドライブも趣味。「早くコロナが終息して、二人でドライブに出かけたい。北海道をもっと知りたいですし、二人の時間をもっと大切にしたいですしね」とやっぱり温かい。
McGinty Neilさん
スコットランド出身
教師