伊藤新吉

戦略的展開で預金残高前年比109%
地場特産の商品開発にも知恵を絞る


伊藤 新吉氏
森商工会議所 会頭
おしま信用金庫 理事長

9月中間決算で預金残高が前年同月比109%の高い伸びを示した。函館や札幌の都市部での戦略的な展開が奏功したものだが、「イカや秋鮭など水産物の水揚げ減少や都市部への人口流失など道南の地域経済を取り巻く環境は依然として厳しい」と気を引き締める。

事業活性化支援資金「楽ちん」をはじめユニークな金融商品を揃え、約60%の預貸率は道内金融機関で屈指の高さ。特に中小・零細企業を積極的に支援する。

地場産品の販路拡大をサポート。11月に南北海道地産物流協同組合が出展した日比谷公園の「Fish─1グランプリ」では海鮮丼に長蛇の列ができ、伊藤さんも汗を流し手伝った。地域の特産品である「しんきん牛」や「森乃大吉豚」といった商品開発にも知恵を絞る。

〈いとう しんきち〉
1950年5月6日生まれ、寅年。渡島管内森町出身、68歳。森高卒。69年渡島信用金庫に入庫、95年に理事、96年に第5代理事長に就任。2010年森商工会議所会頭。