MA MINGさん、HUO XIAOFENさん、HAN TINGさん(中国出身)
(2024年6月号掲載)
”3人だから”創れる『癒しの空間』
〝高齢化〟と聞けば、日本の課題と捉える読者も多いだろうが、中国でもそれは同じ。
母国・中国で「この病院で学んだ介護、看護の知識を広めたい」というのがカンさん、マーさん、ホウさんの共通目標だ。
大川原脳神経外科病院(室蘭市)で〝看護補助者〟として活躍中の3人は、中国の看護学校で知り合った先輩後輩の間柄。仕事の悩みも相談し合う関係性で、チームワークは完璧。取材中も記者が理解しやすいよう〝協力〟しながら応じてくれた。
極めて専門的な技術が求められる職種なうえ、言葉の壁からストレスもありそうだが、「ホウさんとマーさんと〝おしゃべり〟します。そうすると発散できちゃうんです」とカンさん。「みんなで食事すると疲れが癒えます。基本は中華料理ですかね(笑)」とマーさん。
ホウさんは「患者さんとの会話が何よりの薬ですね」と謙虚な姿が印象的。ちなみにホウさんは介護福祉士の有資格者だ。
3人とも旅行が好きなようで、研修旅行で訪れた「函館の夜景や、東京ディズニーランド、あとは小樽の…」と、プライベートな話題で皆笑顔に。一瞬にして場の空気を和ませることができるのもこの3人のなせる業だ。
取材中、3人が創ってくれた空間は何とも温かく、心地良い。大勢の患者もその癒しを感じているに違いない。
中国で進む高齢化。3人揃えば大きな力となるはず。頑張って!
MA MING(馬 明)さん
中国出身
看護補助者
HUO XIAOFEN(霍 晓芬)さん
中国出身
看護補助者
HAN TING(韩 婷)さん
中国出身
看護補助者