『厨房ファクトリー』M&Aで組織強化加速
〝顧客との距離〟重視するショールーム開設


渡邉 正一氏
ワタナベグループ 代表

新型コロナウイルスによってすすきの地区が苦戦を強いられる中、郊外や食品部門の踏ん張りが功を奏し、堅調に推移。10月には中古厨房機器を扱う『厨房ファクトリー』をM&A。「〝酒、食品、設備〟というグループのシナジーをさらに活かせる」として、シナジー強化の手ごたえを掴む。

21年は3月に〝お客様に来て、見て頂ける場〟がコンセプトのショールームを開設。厨房や空調機器、ランドリー洗濯機が陳列する大規模な拠点となるが「あくまで〝お客様に見て頂く場〟」として利益は度外視、顧客との距離を重視する。

「今後はさまざまな企業のM&A、営業譲渡案件が増加する」と予測する一方、回復の兆しが見えないすすきの地区に関しては「やれることは全てやらせて頂く」として、すすきのに寄り添う姿勢を崩さない。

〈わたなべ しょういち〉
1947年3月12日生まれ、亥年。札幌市出身、73歳。札幌東高、早稲田大教育学部卒。70年4月、渡辺食品機械に入社。74年7月に常務、89年に社長就任。2019年5月に取締役会長に就任、現在に至る。