笹本 洋一氏/ささもと眼科クリニック 院長

笹本 洋一氏

北大白内障外来のチーフドクター
「定期健康診断で眼底検査を」

笹本 洋一氏

ささもと眼科クリニック 院長

 笹本院長は日常診療に加え、北大病院の客員臨床教授や白内障外来のチーフドクター、札幌医大の臨床教授を務める。
 そのほか道医師会の常任理事や道眼科医会の会長を務め、また道の地域医療構想アドバイザーに就任するなど八面六臂の活躍だ。
 コロナ感染による受診控えで病状が進行することがあるため、定期受診は大切だという。
 また3歳児検診で屈折検査機器が22年に導入され、「精密検査が必要な時には、眼科の受診を」と呼びかける。一方、勤労者の定期健康診断で、眼底検査が推奨されることになった。「近年、緑内障などの目の病気が増えており、眼底検査を受けることをお勧めしたい」
 抗微生物薬(抗菌薬や抗生物質)が効かない耐性菌が世界的に増えているのも大きな問題で、「抗微生物薬を減らす対策も急務の課題」と警鐘を鳴らす。

〈ささもと よういち〉
1959年5月27日生まれ、亥年。札幌市出身、63歳。札幌南高、北大医学部卒。北大病院眼科病棟医長を経て、2001年4月に開業。北大病院客員臨床教授。北海道医師会常任理事。北海道眼科医会会長。日本眼科学会専門医。