鶴嶋 洋平氏/アスカ運輸 常務取締役

鶴嶋 洋平氏

柔軟な経営力で課題解決を
労働環境・条件の改善に注力

鶴嶋 洋平氏

㈱アスカ運輸 常務取締役

 アスカ運輸は札幌を拠点に展開、茨城県の大洗にも営業所を有し、冷凍食品やチルド、生鮮食品を関東・関西・九州など全国各地に輸送する。
「22年は燃料費の高騰で輸送コストが大幅に増大、厳しい1年だった」と振り返る。
 そのほか、ドライバーの高齢化や深刻な人手不足、物流業界で「2024年問題」と言われる年960時間の時間外労働の上限規制、猫の目のように変わる法改正といった荒波の中で、その対策を講じることが喫緊の課題だ。
 そのため同社は22年2月に「働きやすい職場認証制度」を取得。また労働環境・条件の改善や物流業務のアウトソーシングなどにも力を注いでいる。
「激変する経済環境の中、柔軟性に富んだ経営力で難題に取り組み、物流の社会的使命を果たしていきたい」

〈つるしま ようへい〉
1985年7月16日生まれ、丑年。札幌市出身、37歳。北海道東海大学国際文化学部地域創造学科卒。㈱カナモト勤務を経て、東日本大震災の復興業務(除染現場の現場統括)に従事。2017年に㈱アスカ運輸に入社、22年6月常務取締役に就任。札幌ライオンズクラブに所属。