【2019年6月号掲載】

関寛社長

〈せき ひろし〉
1946年11月4日生まれ。札幌市出身、72歳。帯広三条高校、北海学園大学法学部卒。94年社長就任。99年リース事業協会北海道地区連合会会長。

20年ぶりリース契約年間総額〝400億円〟超えも組織再編実施でさらなる高みへ

創立50年の2022年を最終年に設定した4ヵ年中期経営計画がスタート、第1クォーターを終えた。

20年ぶりにリース契約の年間総額が〝400億円〟を超えた昨年の勢いが感じられるが、「地道に一歩一歩、結果は後から」のスタンスを崩さず、持ち前の冷静さで舵を取る。目前に迫る消費増税に対しては、前回の増税時同様、駆け込み需要を予測する一方、「その後の反動に対する備えが必要」という観点から、反動を見越した新たな展開を視野に打開策を探る。

4月には組織再編を行い、さらなる組織強化、次世代に向けた環境整備に着手するなど、創立50年に向け、組織一丸で最良の道を進む——。

秋田拠点開設で関東以北を網羅

——昨年は非常に良い業績で1年を終えられました。
そうですね。2018年は20年ぶりに契約高が400億円を超えるなど、1年を通じて好調をキープすることができました。事業の中核を担う「スペースシステム事業部」をはじめ、さまざまな部門が上向きに推移したことが主な要因だと分析しています。
特段大きな案件が動いたわけでもありませんので、各部門の地道な積み上げがこの結果に結びついていると感じています。〝理想的な1年だった〟と言えば言い過ぎですが、非常に良い流れをつくることができましたし、こういった状況が大変好ましい。「結果は後から──」という具合ですね。

——この4月から組織を再編成されていますが、その狙いは。
昨年の勢いを活かして組織を一層強化させることです。
具体的には、営業本部と管理本部の立ち上げがありますが、それぞれに本部長を配置することで、さらなる業務の細分化や効率化が図られるというものです。

——近年立て続けに拠点を開設されています。状況は。
さまざまな社会的背景などから苦戦を強いられているところもありますが、2017年に開設した高崎支店を筆頭に、大変好調な拠点もあります。苦戦している拠点には随時テコ入れするなどして状況改善に努めていますので、今年も予定通りに推移してくれそうです。

——新たな拠点、また、新たな事業についてお考えを。
かねてから申し上げておりますが、新拠点の第一候補は秋田県です。この考えは全くブレていない。創業者の故郷でもあり、なにより秋田に拠点ができれば関東以北を網羅することになる。近隣拠点の負担軽減にもつながりますので、〝開設できる環境づくり〟をできる限り早めて参りたい。
新事業については、今後の発展が期待できる案件もありますが、その半面課題も山積している。多角的な分析を進め、方向性を見極める必要があります。ですが、「任せてほしい」とやる気に満ち溢れた従業員が現れれば、事業のかじ取りを任せてもいいと思っているんですよ。

力まず、焦らず、一歩一歩進む

——消費増税が迫っていますが、今回も駆け込み需要が予想されます。
そうですね。前回、前々回の増税時にも駆け込み需要はありましたので、今回も当然あるでしょう。それに今回は消費税が10%になる。二桁になるわけです。印象も大きく変わると思いますから、前回以上のものになる可能性もあります。
ただ、増税後にはその反動として〝落ち込み〟が必ずきますので、対策を含め、新たな起爆剤となる打開策の検討を現在進めています。

——最後に、創立50年に向けた4ヵ年中期経営計画が既にスタートしています。状況とその先の見通しを。
まだ4年間の入り口の段階ですから、可もなく不可もなく〝まあまあ〟といったところです。〝絶好調〟とは言いにくい部分もありますが、その明確な要因もしっかりと把握していますので心配はしていません。
先の見通しも〝まずまず〟といった具合に推移するとみています。無理はしていませんし、無茶な目標を掲げているわけでもありませんので、しばらくは予定通りに進むでしょう。いつも通り、力まず、焦らず、一歩一歩進んでいくだけ──、これが最良の道です。

中道リース株式会社
【住所】札幌市中央区北1条東3丁目3番地
【URL】http://www.nakamichi-leasing.co.jp/