【2018年7月号掲載】

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胃・大腸・食道の早期がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

住吉 徹哉消化器内科科長

▲住吉 徹哉
消化器内科科長

住吉徹哉医師は、これまで早期の食道がん、胃がん、大腸がんなどに対して、従来の方法で切除が困難であった大きな病変などに対しても切除可能な内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を早くから導入し、実施してきた。ESDは胃や食道などの臓器を温存できる低侵襲治療で、住吉医師の術数は1500例を超える。

「早期がんの場合、内視鏡治療は外科手術とほぼ同等の治療成績だと言える。術後の生活の質を考えた場合、臓器の温存は大きなメリット」と住吉医師。

手術時間は病変や部位によって異なり、10分前後から1時間程度。ただ術者側に熟練を要し、その経験が浅いと「消化管に孔があいたり(穿孔)、誤嚥性肺炎などの合併症を引き起こす場合もある」(住吉医師)

同院では術中・術後の患者の管理においても、看護師や臨床工学技士などのスタッフによるチーム医療により患者に負担の少ない安全な治療を提供できるよう努めている。

「内視鏡検査はバリウムや便潜血検査と比べ、精度の面ですぐれている。50歳以上の方は一度、内視鏡検査をお勧めしたい」と住吉医師。

住吉 徹哉消化器内科科長(すみよし てつや)
札幌医科大学卒。室蘭新日鉄病院、函館赤十字病院、札幌医科大学附属病院、がんセンター中央病院を経て、2002年5月から斗南病院に勤務。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医など。