【2020年4月号掲載】

【住所】札幌市厚別区大谷地東5丁目7番10号
【TEL】 011-891-3737
【URL】http://www.ohyachi-hp.or.jp

認定専門医による「専門外来」や「予防プログラム」で認知症対策

▲田尾 大樹理事長・院長

大谷地病院は、うつや統合失調症などの精神科全般を診療するが、高齢化で近年増加傾向にある認知症についても力を入れ、その社会的需要に応えている。

同院の認知症専門外来では、毎週火曜日の午後と隔週の水曜日午後に、田尾大樹院長を含めた4名の認知症の認定専門医が交代で診療。診察のほか、MRI検査や心理検査を行う。認知症治療病棟もあり、そこでは認知症の認定看護師2名が常勤する。退院後は有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などの関連施設と連携、往診や訪問看護などのフォローに力を注いでいる。

そのほかデイケアでは、軽度認知障害(MCⅠ)及び軽度認知症の方を対象に、認知症予防のプログラムを実施。認知症の評価や薬物治療のほかに、作業療法士や管理栄養士が中心になって運動療法や脳トレ、認知症のリスクとなる糖尿病や高血圧に関する食事療法を組み合わせながら、その予防に力を入れている。この認知症の予防プログラムは、近隣の町内会に対しても実施され、地域医療に貢献している。

「高齢化の中で認知症は避けられない。その治療や予防を通じて患者さんの生活の質を保つことに貢献していきたい」と田尾院長。

田尾 大樹理事長・院長(たお ひろき)
昭和大学医学部卒。東京都立松沢病院、米国UCLA留学、北海道大学院病院などを経て2005年8月から大谷地病院に勤務。12年5月、院長に就任。15年3月、理事長に就任。日本精神神経学会専門医・指導医。日本認知症学会専門医・指導医。