【2019年10月号掲載】

【住所】帯広市西21条南5丁目15‐1
【TEL】 0155-38-2000
【URL】https://tenshunkai.or.jp/obihiro_hinyoukika/

前立腺肥大症の手術に道内初の最新 「ツリウムレーザー装置」導入

▲小谷 典之理事長・院長

前立腺肥大症の手術で、今年3月に低侵襲の最新「ツリウムレーザー」装置を導入した。同レーザーの導入は道内初、国内でも2番目。

イタリアクワンタシステム社の「CyberTM‐200W」を採用。従来のレーザー手術装置に比べ、手術時間を大幅に短縮できる。

このツリウムレーザーは、元素の「ツリウム」を活用したもので、水と反応して吸収されやすく、肥大した前立腺組織を蒸散(瞬時に高温で加熱して気化させること)する能力に優れている。また精密な切除が可能で出血量も少なく、レーザー照射後にできる凝固(かさぶた)の深さも浅くて済む。

従来のレーザー手術装置は慎重に患部を焼き切る必要があったため、手術時間が2時間半程度かかっていた。出血のリスクを考慮しなければならず、また抗凝固薬の服用患者には適用が難しかった。

それに対し今回の最新レーザー手術装置では、電気メスと同じ感覚で手術を行えるため、手術時間をおよそ1時間に短縮でき、抗凝固薬の患者にも適用できる。

「手術を行う際の最善策として導入した。より安心・安全な手術を提供できれば」と小谷院長。

小谷 典之理事長・院長(おたに のりゆき)
札幌医科大学卒。札幌医科大学附属病院、釧路赤十字病院、函館協会病院などを経て、1996年12月に帯広泌尿器科を開業、2006年10月にとかち泌尿器科を開院。日本泌尿器科学会専門医。医学博士。