【2019年4月号掲載】

【住所】札幌市南区澄川4条5丁目9番38号
【TEL】 011-821‐6155
【URL】http://www.hayashishita.jp

デイケアや訪問看護で在宅療養に力を注ぎ社会復帰へ

▲林下忠行院長

開業52年を迎え、統合失調症や認知症、うつ病、不眠症など精神科疾患全般を診療。病院の理念は、「精神科の入院治療から在宅療養へ」で、社会復帰に力を注ぐ。

昨年4月には、林下忠行院長の長男・善行医師が市立札幌病院勤務を経て、林下病院の精神科医長に就任、診療体制の充実を図った。

また電子カルテ・受付再来機を導入、診療情報の共有化により、職員の作業負担の軽減や外来診療の待ち時間の短縮が図られた。

統合失調症は、患者の薬の飲み忘れで再発する傾向にある。同院では抗精神病薬の持続注射を取り入れることで、怠薬による再発予防に努めている。この持続注射は、1ヵ月もしくは2週間に1回注射することで薬の効果が持続する。

認知症では、グループホームなどで周辺症状(妄想、徘徊など)で問題行動がある人について短期間の薬物治療を行う(2、3週間)。

デイケアやショートケア、ナイトケアに力を入れているのも同院の特徴。ここでは作業療法を通じて規則正しい日常生活が送れる。最近では在宅療養支援のために訪問看護スタッフも増員した。

「退院で空いた病床を、新規の患者様の積極的な受け入れで有効活用していきたい」と林下院長。

林下 忠行院長(はやしした ただゆき)
岩手医科大学医学部卒。北海道大学医学部精神科に入局後、滝川市立病院、室蘭市立病院祝津分院などを経て、1987年4月に林下病院に勤務。02年10月に院長に就任。精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医、日本東洋学会認定医。札幌市医師会南区支部長。