【2020年2月号掲載】

【住所】
株式会社土屋ホーム
東京本社:東京都港区三田3丁目11番36号 三田日東ダイビル5F
札幌本社:北海道札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル

株式会社土屋ホームトピア
北海道札幌市厚別区厚別南1丁目18番1号

株式会社土屋ホーム不動産
北海道札幌市北区北九条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル

【TEL】
株式会社土屋ホールディングス
011-717-5556
(受付時間 9:00~18:00 ※土曜・日曜定休)

株式会社 土屋ホーム(新築住宅・特殊建築)
0120-228-406
フリーダイヤル(受付時間 9:00~19:00)

株式会社 土屋ホームトピア(リフォーム)
0120-093-033
フリーダイヤル(受付時間 9:00~18:00 ※水曜日定休)

【URL】https://www.tsuchiya.co.jp

土屋公三土屋グループ創業者会長が社団法人設立「3KM生涯幸福設計」

▲「あなたが人生の金メダル」と土屋公三氏

土屋グループの創業者会長である土屋公三氏(78)は、自らが開発した社員教育プログラムの普及や継承を目的に11月22日、「一般社団法人・3KM生涯幸福設計」を設立し、代表理事に就任した。「働き方改革」は「生き方改革」、「生き方改革」は「3KM生涯幸福設計」を持論に、講演活動を精力的にこなし、「からだが動くうちはまだまだ続けたい」と意気軒高だ。

35人に内定を通知辞退ゼロ全員入社

▲新社長塾が4月に開講、塾生を募集している

「3KM」とは、「個人」「家庭」「会社」における「経済」「健康」「心」の頭文字である3つのKと、一人ひとりが目標(Mark)を持ち、それらを自ら管理(Management)し、実現に向けて意欲を引き出すこと(Motivation)を表す3つのMを意味している。

その3KM講座は、土屋ホールディングス創業者会長である土屋公三氏が開発した強い社員をつくる社員教育プログラムをいう。過去1300社あまりの企業で導入され、そこから、さまざまな業界で話題となる有名企業を輩出してきた。

土屋グループは2019年4月の新入社員採用にあたり、20人の採用枠に対し、35人に内定を通知した。新卒者の売り手市場が続くなかで一定の辞退者を見込んだものだが、ふたを開けると1人の辞退者もなく、全員が入社(その後1人退職)した。これには土屋氏も周囲の経済人も驚いたが、辞退者が出なかったことは少なからず「3KM」の存在が大きいと、土屋氏はみている。

「ひと言でいえば人間力だと思います。土屋グループに入れば、仕事でもプライベートでも、自分で目標を定め、実現に向けどうするかを自分で考え、自分で人生を切り拓いていく。そうした企業文化や体質が先輩から伝わり、『よし、土屋グループで頑張ろう』という気持ちになるのです」

土屋氏は今、グループ会社の取締役を外れ、役員会や会議に出席していない。しかし、節目の社員研修には「創業者」の立場で必ず出席しており、入社後まもなくテーマとなる「3KM」は土屋氏が教える。その後も折々に研修を実施するのは「七五三」と呼ばれる「中卒7割、高卒5割、大卒3割」の入社後3年以内の早期退職者を未然に防ぐ狙いもある。

土屋氏が11月22日付けで「一般社団法人・3KM生涯幸福設計」を設立したのは「働き方改革」と密接に関わっている。

「政府が提唱する『働き方改革』は残業制限、生産性向上、効率アップなど、業務の効率化や労働時間の短縮が主眼となっています。業務の効率化を達成するのと同じく、有効な休日の使い方が個人の生きがい、家庭の幸福、企業の繁栄の基となるのです」

と強調し、具体的な数字を挙げて説明する。

1週間168時間のうち、就寝や食事などの生活時間が9時間×7日=63時間、通勤時間と残業を含めた仕事の時間が10時間×5日=50時間として、168時間から差し引くと55時間が「自由に使える時間」だ。

「仕事に費やす時間よりも長いこの時間に何をするかで人生が変わってくる。有効に使うことで人生のレベルアップが図られ、充実したものになる。大きく言えば日本経済の発展にもつながるのです。そのためにも目標を定めてほしい。会社の経営者や上司から押しつけられるのではなく、自分で見つけていくのです」

2024年度に一新される新1万円札の顔は「近代資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一だ。1916年発刊の名著『論語と算盤(ソロバン)』は今なお経営者や起業家に読み継がれているビジネスマンの「教養本」である。

「従来はソロバン中心の会社経営がスタンダードでしたが、これからはソロバンに加えて論語、いわゆる社員の人生をも熟慮した企業経営が必要になります」

志のある人が継承世の中のために…

社団法人化の理由の一つに、京セラ創業者、稲盛和夫名誉会長が塾長を務める経営者の勉強会「盛和塾」を挙げる。土屋氏も同塾の全国大会で体験発表するなどして稲盛氏から「謙虚さを忘れずに」と激励されたシーンもあったが、その盛和塾は19年末をもって解散、活動を終えた。

「『引き継げる者、任せられる者はいない』という考えがある一方で、では『3KM』は私がいなくなると消滅してしまうのかと考えたのが起点です。何らかのかたちで志のある方が引き継いでくれたほうが、自分の思いも残る。それが世の中のためになるかどうかはともかく、組織だけはつくっておくということです」

社団法人の事務所は、土屋氏が理事長を務めるノーマライゼーション住宅財団と同じ大通西16丁目のビルに置いている。

また土屋氏は、卒業生が全国に約500人いるという「人間社長塾」を10年をひと区切りとして、20年4月から「新社長塾」を開講する。

「私ひとりではなく、知人や仲間に手伝ってもらいます。そろそろ限界が近づいてきたからね」と笑うものの、次世代の経営者とリーダーを育てたいという純粋な気持ちに衰えはない。

年商1000億円企業のオカモトグループCEO・岡本謙一氏や、「食品流通業界の革命児」といわれるいずみホールディングス社長・泉卓真氏ら7人が土屋氏とともに講師を務める。

開催地は札幌。全9回で年会費は税別10万円。受講者は限定30人。