【2018年12月号掲載】

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【URL】http://muneyasu.sakura.ne.jp/

涙、まぶた、緑内障および網膜硝子体の専門治療

竹田宗泰院長

▲竹田宗泰院長


田村唯副院長

▲田村唯副院長

主な眼底疾患(加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など)に対して、最近「抗VEGF薬」が適用拡大され、薬物治療の時代と言えるようになった。同院の眼球注射による薬物治療は1200例を超える。

確かに抗VEGF薬は即効性があるが、再発が避けられないという欠点もある。疾患(糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症)によっては、1年以上にわたり繰り返し、眼球注射が必要で、また治療費も高額だ。同院では、病状に応じてレーザー治療や硝子体手術を併用している。

また新たに保険適応になった、造影剤を使わないOCT(光干渉断層計)網膜血管造影を以前から使用している。

竹田院長は「この検査は副作用はなく、負担が少なくて短時間で済み、毎回撮影可能ではあるが、血管漏出が検出できないため、病状に応じて従来の造影剤による検査を併用しながら診療を行っている」という。

手術については、白内障および硝子体手術とも日帰り手術を実施し、無縫合の極小切開で創口が小さいため、社会復帰も早い。

一方、最新の高解像度・涙道内視鏡を導入し、涙の診断と治療に力を入れている。できるかぎり侵襲の少ない治療から選択するよう心がけている。涙や目やにの治療で涙道内を傷つけて涙道がかたくくっついてしまうことで、再治療が困難になることがある。涙道内視鏡を使用すると、隠れていたポリープや結石、そしてごくまれに腫瘍なども発見することができるという。

また涙が少ないドライアイには、点眼で十分な効果が得られない場合は、シリコンやコラーゲンのプラグ治療(涙の出口に栓をする)を行うことで改善することもある。涙には、まぶたや結膜(白目)が大きく関わってくるため、同院ではその診断や治療に余念がない。眼瞼下垂(まぶたが下がる)、さかさまつげ、結膜弛緩症(白目が緩む)、翼状片(黒目に白い膜がかかる)、外反症(あかんべー状態)などの手術を行い、涙のトータルケアを目指している。
そのほか緑内障の診断にも力を入れている。日本では40歳以上の20人に1人が緑内障で、最大の失明原因である。治療は主に視野を長持ちさせることになるが、改善することはできない。そのため早期発見・早期治療が大切だ。

「点眼は効果が不十分な場合や点眼忘れが多く、視野障害が進行する人には手術が必要なことがあります。いずれにしても早期発見が必要です」と田村唯副院長。

日帰り手術

▲白内障および硝子体手術は「日帰り手術」を実施

手術風景

▲涙道内視鏡の手術風景