【2019年2月号掲載】

【住所】札幌市西区宮の沢2条1丁目16番1号
【TEL】 011-665‐0020
【URL】https://ohno-kinen.jp

18年秋に侵襲の少ない陽子線治療がスタート

陽子線治療

▲陽子線治療


北海道大野記念病院

▲北海道大野記念病院

北海道大野記念病院では、併設の札幌高機能放射線治療センター(サフラ)で、陽子線治療を18年秋にスタートした。

陽子線治療は、深部にあるがん病変をピンポイントで治療する画期的な放射線治療。患者は、放射線治療を受けたときの体の負担を軽減できる。18年春の診療報酬(保険診療)改定で陽子線治療の適応が拡大され、陽子線治療の普及が見込まれる。

同センターでは、この陽子線治療のほかに、「サイバーナイフ」や「トモセラピー」を駆使して最適な治療を提供している。サイバーナイフは、呼吸によって動きやすい腹部・肺内の腫瘍を人工知能の眼でとらえ、ピンポイントで照射することができる。トモセラピーは、放射線の強度を変えながら数多くあるピンポイント領域を同時に治療することができる。

手術は最新のロボティクス手術支援装置「ダヴィンチ」を導入、侵襲の少ない治療で最大の効果が出るよう工夫し、より安全で質の高い手術を心がける。

化学療法では従来の抗がん剤の限界を克服し開発された最先端の化学療法を取り入れている。新たな免疫療法やオプジーボ、キイトルーダのほかに数年のうちには新薬が登場する予定だが、同病院では免疫放射線治療の新分野にも力を注ぐ方針だ。