【2019年2月号掲載】

【住所】札幌市東区北27条東8丁目1番15号
【TEL】 011-722-1122
【URL】http://www.hokko.or.jp/clinic/
【診療時間】月~金 9:00~12:00  13:30~17:00/土 9:00~12:00
【休診日】日祝

頸動脈エコーで動脈硬化の有無を診断 食事・運動療法にも注力

佐久間一郎所長

▲佐久間一郎所長

加齢による動脈硬化は血管の老化現象だといえる。同院の「脂質異常症外来」では、動脈硬化の診断や血管・内臓のアンチエイジングに取り組んでいる。

脂質異常症とは、悪玉コレステロール(LDL)が高い、善玉コレステロール(HDL)が低い、中性脂肪が高いなど、脂質に異常がある状態で、虚血性心疾患などの原因になる。

日本動脈硬化学会の治療ガイドラインで活用されている「吹田スコア」は血圧、HDL、LDLなど8項目のリスク要因を点数化しているが、「LDLだけが高くても動脈硬化がなければ治療する必要がない」と佐久間一郎所長。

同院では頸動脈エコーで動脈硬化の有無を診断、狭心症や心筋梗塞、認知症(隠れ脳梗塞)などの予防に努めている。

「LDLが高くなくても心筋梗塞になる。むしろ中性脂肪が高い方やHDLが低い方、糖尿病の方、受動喫煙の方が心筋梗塞になりやすい」(佐久間所長)

また遺伝性の家族性高コレステロール血症(FH)ではPCSK9阻害抗体という新治療を行うこともある。日本動脈硬化学会のFH診断・治療認定医療機関は道内では北大、札幌医大、同院の3施設だけだ。

食事療法や運動療法に力を入れ、心拍数が30上がる運動を30分、週3回行うことを推奨。佐久間所長が日本医師会公認スポーツ医として管理しているジム(厚生労働省認可の「指定運動療法施設」)で運動するとジムの会費や利用料が医療費として認められ、医療費控除が受けられる。