【2019年9月号掲載】

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食事、運動、服薬指導のチーム医療で腎不全による透析を予防

▲山本諭腎臓内科医師

糖尿病は、糖尿病性腎症などの合併症を併発しがちで、進行すると腎不全による透析が必要になる。

北光記念クリニック(佐久間一郎所長)では糖尿病性腎症で透析になる可能性が高い患者や主治医から依頼があった場合に、「腎臓内科外来」で診療にあたっている。

そこでは専門医のほかに、看護師や管理栄養士、理学療法士、薬剤師がチームを組んで診療。たとえば看護師は生活指導を行い、管理栄養士は糖尿病の食事療法や腎不全が進行しないための塩分制限や蛋白制限などの食事指導を行う。理学療法士は患者の病状に応じて運動療法を行い、腎不全の進行予防に力を注いでいる。

腎不全では薬の減量や中止が必要になる場合もあり、薬剤師による確認も必要である。間質液中の糖濃度を連続的に測定する「フリースタイルリブレⓇ」を利用した血糖管理も行い、高血糖や低血糖がある時には、薬の変更を薬剤師が提案。各専門職は、週に1回のカンファレンスで情報共有を行い、チームで腎不全による透析の予防に努めている。

また腎不全は、自覚症状がなかったり症状が軽いため、患者の自覚が乏しく治療が中断されがちだ。

「患者さんには客観的な検査データを提示して、症状がなくてもやがて透析が必要となり、生活に支障が出る旨、注意を促しています。各専門職が一丸となったチーム医療で、腎不全による透析予防に努めたい」(山本諭腎臓内科医師)